第7回 Webサーバの起動と設定†
Webサーバの起動†
参考になるページ†
Webサーバ(httpサーバ)†
- Webサーバには Apacheを利用します.設定は以下のファイルに書かれているので、スーパーユーザで編集します。
/etc/httpd/conf/httpd.conf
- サービスの起動と終了は、rootでそれぞれ以下のコマンドを実行します。
/sbin/service httpd start (起動)
/sbin/service httpd stop (終了)
Webサーバの起動確認†
- apacheを正しく起動したら、本当に動いているかどうか調べてみましょう。次のコマンドをタイプしてみて下さい。いくつくらいapacheが動いているでしょうか?
ps -aux | grep apache
- 1アクセスあたり1つのapacheが対応します。デフォルトでは8個のapacheが動いていますが、これは8人分のapacheが待機しているということです。ユーザがやってくると稼働しているapacheも増加します。
- 早速このマシンのWWWサーバにアクセスしてみましょう。WWWブラウザから次のURLにアクセスしてみてください。
http://xxx.cad.eng.tamagawa.ac.jp (xxxはマシンの名前)
- テストページというのが見えたでしょうか? Webサーバが動いていることが確認できたと思います。
- この操作で見えたページはこのマシンのトップページで、httpd.confのDocumentRootで指定された場所に置かれています。標準設定では以下の場所になります。
/home/httpd/html/
Webサイトの作成†
参考になるページ†
Webページは、HTML言語をテキストエディタで書いて作ります。その簡単な作り方は「HTML入門」のようなキーワードで検索エンジンで検索すれば、山のように見つかるはずです。分かりやすそうなところを見つけて参考にして下さい。
ホームページの作成†
- はじめにWebサイトを作りやすいように、/home/httpd の所有権を自分のユーザに変更してしまいましょう。スーパーユーザになって次のコマンドを実行してください。
chown -R hoge.hoge /home/httpd (ただし、hogeは自分のログイン名)
- これで以後は、スーパーユーザにならなくても /home/httpd の下のファイルが編集できるようになりました。/home/httpd/html/ の下にHTMLファイルを作成することで、Webサイトを作成することができます。
- それでは一般ユーザに戻って、日本語で以下の要素を含んだWebサイトを作ってください。ホームページは index.html というファイル名になります。
- 自分の名前
- 自己紹介などの文章
- 写真やイラスト(インターネットから適当に拾ってきて下さい)
- 演習の説明をしているこのページへのリンク
- 作成中の合間に、下記の課題も試してみてください。
- できたら、そのURLを report@fig.ele.eng.tamagawa.ac.jp まで知らせてください。本日の残りの時間はホームページの充実にあててください。
- このメールアドレスは「@」が全角なのでそのまま“コピペ”しても送れません。
アクセスログ†
- ホームページを作っている間に、作成中のホームページを周りの人のマシンから見てもらいましょう。
- /var/log/ ディレクトリにはこのマシンのいろいろなログ(稼働履歴)が残っていま
す。次のコマンドで見てみましょう。
ls /var/log
- この中の /var/log/httpd ディレクトリにはapacheの書き込んだログが残っています。これも見てみましょう。
less /var/log/httpd/access_log
- 特に、以下のコマンドでアクセスログをじっくり見て下さい。ローカルなマシンからのアクセスの他に、周りの人からのアクセスが見られるかと思います。教員からのアクセス記録もあるかもしれません。
ユーザ別のホームページ†
- 各ユーザのホームディレクトリの下に public_html というディレクトリを作成すると、ユーザごとのホームページを作成することができます。
/home/ユーザ名/public_html
- このディレクトリに対応するURLは、次のようになります。
http://マシン名/~ユーザ名/
- こちらにも簡単なHTMLファイル(index.html)を置いて動作を確認してみてください。ただし、Webサーバが自分のディレクトリを参照できるように、以下のコマンドを実行する必要があるかもしれません。
chmod o+x ~
- マシンのホームページとユーザのホームページが、常に同じものになるようにする方法を考えてみてください。シンボリックリンクを使います。
レポートはありません。ホームページをひたすら充実させてください。