Summer/2005-SQL
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* データベース [#y4c264bf] この内容、あるサイトの解説記事からパクってます。順次更新しないと… ** 目次 [#lddda77b] #contents ** データベースの準備 [#e6f651b8] *** 「SQLの窓」のインストール [#mb731606] + 「SQLの窓」をダウンロードする。 -- http://vilab.org/dept/summer/winofsql15.lzh + ホームディレクトリ(マイ ドキュメント)の中に展開する。 -- フォルダ winofsql15 を D:\ から マイドキュメントにコピーする。 + 東京の郵便番号データをダウンロードし、Excelで内容を確認する。 -- http://vilab.org/dept/summer/ziptokyo.xls + 「SQLの窓」展開したフォルダの中の db.html をダブルクリックして起動する。 -- winofsql15 の下の db.html + 「参照...」ボタンを押して、データベースとして ziptokyo.xls を読み込む。 + 「select *」ボタンを押して、データベースの内容を確認する。 *** テーブルの設計 [#q37853bb] 関係データベースは、「テーブル」(表)から構成されています。テーブルには「カラム」または「フィールド」と呼ばれる縦の欄(項目)があり、ひとつひとつのデータは横一列の「レコード」(行)として並びます。 今回は以下のようなテーブルを作ります。「旧番号」「新番号」「都道府県名」などの欄がカラムであり、「060, 0600041, 北海道, 札幌市中央区, 大通東」のようなひとまとまりのデータがレコードです。 |旧番号|新番号 |都道府県名|市区郡町村名 |町村字名|h |060 |0600041|北海道 |札幌市中央区 |大通東 | |154 |1540002|東京都 |世田谷区 |下馬 | |468 |4680039|愛知県 |名古屋市天白区 |西入町 | |90718 |9071801|沖縄県 |八重山郡与那国町|与那国 | テーブルの設計ではカラム(各欄)の型を定義します。「型」というのは、そのカラムに入るデータの形式のことで必ず定義します。今回は以下のようになります。テーブルの設計はデータベース構築の肝です。興味があれば、「正規化」と呼ばれるデータベースの論理設計手法を勉強してみてください。 |zipcode|>|>||h |名称 |内容 |型 |属性|h |oldzip|旧番号 |text|| |newzip|新番号 |text|空欄不可| |pref |都道府県名 |text|| |city |市区郡町村名|text|| |addr |町字名 |text|空欄不可| ** SQLによるテーブル操作 [#hfe27bbc] 「SQLの窓」では、Excelのワークシート名をworksheetとすると、テーブル名は ''[worksheet$]'' で参照する。この郵便番号データベースの例だと、''zipcodeのかわりに [zipcode$]''と書く必要がある 。 *** テーブルの作成(省略) [#ma4c55fd] >''【基本構文】 create table テーブル名 (カラム名1 カラム型1, カラム名2 カラム型2, ...);'' < *** テーブルの削除(省略) [#sde8324b] >''【基本構文】 drop table テーブル名; '' < *** データを表示する - SELECT文 [#fdf1d0db] >''【基本構文】 select フィールド名 from テーブル名 ; '' < + 前項で登録したデータを表示してみます。テーブルからレコードを取り出すには、「セレクト(SELECT)文」を使います。 + 郵便番号と都道府県のみ選択して表示します。 select newzip,pref from zipcode; +---------+--------+ | newzip | pref | +---------+--------+ | 0600041 | 北海道 | | 1540002 | 東京都 | | 4680039 | 愛知県 | | 9071801 | 沖縄県 | +---------+--------+ + すべてのフィールドを表示する場合は、*記号で代用できます。 select * from zipcode; ** データの検索 [#p030ed52] テーブル操作のSQL文を使ってみます。データベースの肝の部分です。 あらかじめMySQLにログインしてからデータベースを選択しておいてください。 *** データを検索する - WHERE句 [#r24a48a6] テーブルからデータ(レコード)を検索するには 「セレクト(SELECT)文」を使います。WHERE句で条件文をしているすることにより、条件にマッチするデータのみを表示できます。 >''【基本構文】 select フィールド名 from テーブル名 where 条件式 ; '' < 複数の行に分けて書くこともできます。 select フィールド名 from テーブル名 where 条件式 ; + 古い郵便番号が「113」の、すべてのフィールドを表示する。 select * from zipcode where oldzip='113' ; + 市区名が「世田谷区」の、新番号と町村名を表示する。 select newzip,addr from zipcode where city='世田谷区' ; + 以下のようにすると、条件にマッチするレコードの件数が分かります。 select count(*) from zipcode where city='国分寺市' ; + 以下のように「リミット(LIMIT)句」を使うと、表示する件数を限定できます。 県名が「新宿区」の、すべてのフィールドを、50件表示する。 select * from zipcode where city='新宿区' limit 50; *** ちょっと高度な検索 [#h9660c96] 以下のSQLを理解し、結果を記録してください。 + 市区郡町村名が「渋谷区」 または 「新宿区」 select * from zipcode where city='渋谷区' || city='新宿区' ; + 市区郡町村名に「島」が含まれる(likeは文字列比較、%はワイルドカード) select * from zipcode where city like '%島%'; + 市区郡町村名が「中央区」 かつ 市区郡町村名が「日本橋」で始まる。 select * from zipcode where city='中央区' && addr='日本橋%' ; *** データの挿入 - INSERT文 [#x32b36d7] >''【基本構文】 insert into テーブル名 (カラム名1, カラム名2, ...) values (カラム値1, カラム値2, ...); '' < + テーブルにデータ(レコード)を作成するには 「インサート(INSERT)文」を使います。 insert into zipcode (oldzip,newzip,pref,city,addr) values('060','0600041','北海道','札幌市中央区','大通東'); + 同様にして、以下のデータを登録してください。 |旧番号|新番号 |都道府県名|市区郡町村名 |町村字名|h |060 |0600041|北海道 |札幌市中央区 |大通東 | |468 |4680039|愛知県 |名古屋市天白区 |西入町 | |90718 |9071801|沖縄県 |八重山郡与那国町|与那国 | ** 課題 [#n5c24f92] + 「東京都町田市」の郵便番号の一覧を検索しなさい。 + 「東京都町田市玉川学園」の郵便番号を検索しなさい。 + 旧郵便番号が「132」だった地区の住所を検索しなさい。 + 町字名(addr)が、「霞が関」(または、自分の好きな地名何でもいい。結果が出てくるようにしてください)を含む地区の一覧を検索しなさい。 + 住所のどこかに「神田」の入っている地名の一覧を検索しなさい。 ----
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* データベース [#y4c264bf] この内容、あるサイトの解説記事からパクってます。順次更新しないと… ** 目次 [#lddda77b] #contents ** データベースの準備 [#e6f651b8] *** 「SQLの窓」のインストール [#mb731606] + 「SQLの窓」をダウンロードする。 -- http://vilab.org/dept/summer/winofsql15.lzh + ホームディレクトリ(マイ ドキュメント)の中に展開する。 -- フォルダ winofsql15 を D:\ から マイドキュメントにコピーする。 + 東京の郵便番号データをダウンロードし、Excelで内容を確認する。 -- http://vilab.org/dept/summer/ziptokyo.xls + 「SQLの窓」展開したフォルダの中の db.html をダブルクリックして起動する。 -- winofsql15 の下の db.html + 「参照...」ボタンを押して、データベースとして ziptokyo.xls を読み込む。 + 「select *」ボタンを押して、データベースの内容を確認する。 *** テーブルの設計 [#q37853bb] 関係データベースは、「テーブル」(表)から構成されています。テーブルには「カラム」または「フィールド」と呼ばれる縦の欄(項目)があり、ひとつひとつのデータは横一列の「レコード」(行)として並びます。 今回は以下のようなテーブルを作ります。「旧番号」「新番号」「都道府県名」などの欄がカラムであり、「060, 0600041, 北海道, 札幌市中央区, 大通東」のようなひとまとまりのデータがレコードです。 |旧番号|新番号 |都道府県名|市区郡町村名 |町村字名|h |060 |0600041|北海道 |札幌市中央区 |大通東 | |154 |1540002|東京都 |世田谷区 |下馬 | |468 |4680039|愛知県 |名古屋市天白区 |西入町 | |90718 |9071801|沖縄県 |八重山郡与那国町|与那国 | テーブルの設計ではカラム(各欄)の型を定義します。「型」というのは、そのカラムに入るデータの形式のことで必ず定義します。今回は以下のようになります。テーブルの設計はデータベース構築の肝です。興味があれば、「正規化」と呼ばれるデータベースの論理設計手法を勉強してみてください。 |zipcode|>|>||h |名称 |内容 |型 |属性|h |oldzip|旧番号 |text|| |newzip|新番号 |text|空欄不可| |pref |都道府県名 |text|| |city |市区郡町村名|text|| |addr |町字名 |text|空欄不可| ** SQLによるテーブル操作 [#hfe27bbc] 「SQLの窓」では、Excelのワークシート名をworksheetとすると、テーブル名は ''[worksheet$]'' で参照する。この郵便番号データベースの例だと、''zipcodeのかわりに [zipcode$]''と書く必要がある 。 *** テーブルの作成(省略) [#ma4c55fd] >''【基本構文】 create table テーブル名 (カラム名1 カラム型1, カラム名2 カラム型2, ...);'' < *** テーブルの削除(省略) [#sde8324b] >''【基本構文】 drop table テーブル名; '' < *** データを表示する - SELECT文 [#fdf1d0db] >''【基本構文】 select フィールド名 from テーブル名 ; '' < + 前項で登録したデータを表示してみます。テーブルからレコードを取り出すには、「セレクト(SELECT)文」を使います。 + 郵便番号と都道府県のみ選択して表示します。 select newzip,pref from zipcode; +---------+--------+ | newzip | pref | +---------+--------+ | 0600041 | 北海道 | | 1540002 | 東京都 | | 4680039 | 愛知県 | | 9071801 | 沖縄県 | +---------+--------+ + すべてのフィールドを表示する場合は、*記号で代用できます。 select * from zipcode; ** データの検索 [#p030ed52] テーブル操作のSQL文を使ってみます。データベースの肝の部分です。 あらかじめMySQLにログインしてからデータベースを選択しておいてください。 *** データを検索する - WHERE句 [#r24a48a6] テーブルからデータ(レコード)を検索するには 「セレクト(SELECT)文」を使います。WHERE句で条件文をしているすることにより、条件にマッチするデータのみを表示できます。 >''【基本構文】 select フィールド名 from テーブル名 where 条件式 ; '' < 複数の行に分けて書くこともできます。 select フィールド名 from テーブル名 where 条件式 ; + 古い郵便番号が「113」の、すべてのフィールドを表示する。 select * from zipcode where oldzip='113' ; + 市区名が「世田谷区」の、新番号と町村名を表示する。 select newzip,addr from zipcode where city='世田谷区' ; + 以下のようにすると、条件にマッチするレコードの件数が分かります。 select count(*) from zipcode where city='国分寺市' ; + 以下のように「リミット(LIMIT)句」を使うと、表示する件数を限定できます。 県名が「新宿区」の、すべてのフィールドを、50件表示する。 select * from zipcode where city='新宿区' limit 50; *** ちょっと高度な検索 [#h9660c96] 以下のSQLを理解し、結果を記録してください。 + 市区郡町村名が「渋谷区」 または 「新宿区」 select * from zipcode where city='渋谷区' || city='新宿区' ; + 市区郡町村名に「島」が含まれる(likeは文字列比較、%はワイルドカード) select * from zipcode where city like '%島%'; + 市区郡町村名が「中央区」 かつ 市区郡町村名が「日本橋」で始まる。 select * from zipcode where city='中央区' && addr='日本橋%' ; *** データの挿入 - INSERT文 [#x32b36d7] >''【基本構文】 insert into テーブル名 (カラム名1, カラム名2, ...) values (カラム値1, カラム値2, ...); '' < + テーブルにデータ(レコード)を作成するには 「インサート(INSERT)文」を使います。 insert into zipcode (oldzip,newzip,pref,city,addr) values('060','0600041','北海道','札幌市中央区','大通東'); + 同様にして、以下のデータを登録してください。 |旧番号|新番号 |都道府県名|市区郡町村名 |町村字名|h |060 |0600041|北海道 |札幌市中央区 |大通東 | |468 |4680039|愛知県 |名古屋市天白区 |西入町 | |90718 |9071801|沖縄県 |八重山郡与那国町|与那国 | ** 課題 [#n5c24f92] + 「東京都町田市」の郵便番号の一覧を検索しなさい。 + 「東京都町田市玉川学園」の郵便番号を検索しなさい。 + 旧郵便番号が「132」だった地区の住所を検索しなさい。 + 町字名(addr)が、「霞が関」(または、自分の好きな地名何でもいい。結果が出てくるようにしてください)を含む地区の一覧を検索しなさい。 + 住所のどこかに「神田」の入っている地名の一覧を検索しなさい。 ----
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