* 第5回 文書の作成(TeXとTgif) [#s78ad11d]

''【警告】 レポートで文章がほとんど同じ者がいるが、他人のレポートをただコピーしただけのものは、当然きちんとした提出とは認められないのでそのつもりで。また、どちらがコピー元か分からない場合は、どちらもコピーとみなすしかない。''

** 目次 [#d7ea40f0]

#contents

** サンプル文書のコンパイルと印刷 [#c6c49e57]

+ まず、サンプル文書のソースファイル(sample-sjis.tex)をダウンロードしてください。これは、TeX(LaTeX)というソフトで整形するのための形式になっています。
#ref(sample-sjis.tex)
+ このファイルの漢字コードはSJISですが、TeXではEUCコードを用いるのでEUCコードに変換して、ファイル名を「sample.tex」としてください。
-- 変換の方法は既にやりました。
+ 次に、文書に貼り込む画像(2つ)をダウンロードしてください。
#ref(hagaki1.eps)
#ref(hagaki2.eps)
-- これらのEPS形式のファイルは、gvコマンドで見ることができます。
+ sample.texをエディタで開いて、名前の部分を自分の名前に書き替えてください。
-- 「\author」で始まる行です。
+ LaTeXの文書ファイルを印刷形式にするには、まず「platex」コマンドでコンパイルします。すると、DVIファイル(この場合「sample.dvi」)が出来上がります。
 platex sample.tex
+ これを画面でチェックする(プレビューする)には、xdviというコマンドを用います。間違いがないかよくチェックするようにしましょう。「??」が出てきたら、もう一度platexをやってください。
 xdvi sample.dvi
+ 間違いがなければ、このDVIファイルをプリンタで印刷できるPSファイルに変換します使用するコマンドは、dvipsです。
 dvips sample.dvi
+ これでPSファイルが出来上がったので印刷できます。
 lpr sample.ps
+ 印刷したサンプル文書(紙)を教員に提出して、次の課題に進んでください。

** 図形エディタ Tgif [#mc77d41a]

*** 参考になるページ [#xbfedc4e]

「tgifの使い方」,「tgif入門」などのキーワードで検索して参考となるページを探して下さい.

- http://www.ics.kyoto-su.ac.jp/~oomoto/lecture/program/tgif/tgif_man.html
- http://dsl4.eee.u-ryukyu.ac.jp/DOCS/tgif/index.html

*** 案内図を作成する [#f24b9720]

+ ターミナルでtgifとタイプするか,もしくは,画面下の足跡メニューのなかから、Tgifを探し出して起動して下さい.
 tgif
+ これを使って,案内図を作成してください。
-- 標準課題は、「玉川学園前駅から工学部までの道順を説明する地図」です。玉川学園のホームページには,キャンパスマップがありますので参考にしても良いかと思います.地図には,少なくとも以下の情報を書き込んで下さい.
--- 駅の名前,
--- 線路の名前,
--- 新宿/小田原方面の方向,
--- 目印となる駅前の建物,場所を2つ以上,
--- 踏切,
--- 池,
--- 学園の正門と高等部口門(高等部に近い方の線路沿いの入り口),
--- 正門経由の道
--- 高等部口経由の道
--- 松蔭橋,
--- 教学事務棟・幼稚部の建物と名前,
--- 工学部の建物と名前
-- ''同じぐらいの複雑さならば、他の案内図でもかまいません。(そのほうが、高得点!)''
--- 例: 自宅から最寄り駅まで、観光名所、マラソンコース、など…
+ できあがったら、まず適当な名前でファイルに保存します。
-- ファイルメニューから「保存」を選んで、たとえば mapと指定します。
-- すると、map.objという名前のファイルが出来上がります。
+ この地図は文書に取り込むので、EPSフォーマットでも保存します。
-- ファイルメニューの、印刷/出力フォーマットから「LATEX(EPS)」を選びます。これは
、ウィンドウ上部のボタンをクリックしても指定できます。
-- ファイルメニューから「印刷」を選びます。すると印刷するかわりに、EPSファイル
に出力されます。map.objと言う名前のファイルでしたら、map.epsという名前のフ
ァイルに出力されます。
+ EPSファイルはgvで見ることができます。ファイルが出来上がっていることを確認して下さい。
 gv map.eps

** TeX(LaTeX) [#p5a9b050]

*** 参考になるページ [#g8196d4a]

検索エンジンで、「LaTeX 入門」などで検索すれば、非常にたくさんのページが見つかるはずです。もし、「これは!」というページがあったら教えてください。

- http://nlp.nagaokaut.ac.jp/~sekiguti/tex/intro.html
- http://www.educ.cc.keio.ac.jp/~s05215/common/latex2e/index.html

*** 案内状を作成する [#pcf3aa7a]

- こういう紙を作って印刷して下さい。文章はこのまま入力しないでください。これをただコピーしろということではありません。みなさんは既に案内文を作っているはずですし。
#ref(way2eng.jpg)
- sample.texを改造するのがよいでしょう。
- 図はちゃんと地図や字が見えるように、適切な大きさにしてください。
- 文章や絵の内容や量は自由です。ただし、案内状として意味のあるものにしてください。

- ''貼り付けた図の向きが横になっているときには、Tgifで図を読み込みなおし、「レイアウト」メニューで「ランドスケープ」と「ポートレート」を切り替えて、保存やEPSの作成からやり直してみてください。''
-- platexもやりなおさないとだめですよ。

- 箇条書きは「itemize」という機能を使っています。「enumerate」を使えば、番号をつけることもできます。
- 絵は、figureとincludegraphicsという機能を使って、先に作ったepsファイルを読み込んでいます。
-- sample.texをよく見て参考にしてください。
- インターネット上の情報でここまでできるはずですのでがんばってください。
- 箇条書きや図以外に、もっと凝ったことをしたいという方は、いろいろ試して下さ
い。

*** プレビューと印刷 [#qb27bf5c]

+ 印刷するにはまず、LaTeXの文書ファイル(例:way2eng.tex)をplatexコマンドでコンパイルします。すると、DVIファイル(way2eng.dvi)が出来上がります。
 platex way2eng.tex
+ DVIファイルをプレビューするのには、xdviというコマンドを使います。
 xdvi way2eng.dvi
+ よければ、このDVIファイルをdvipsコマンドでプリンタの形式PSに変換します。
 dvips way2eng.dvi
+ さらに、PSファイルを画面でチェックするには、gvというコマンドを用います。
 gv way2eng.ps
-- しっかりチェックして十分に仕上げて下さい。時間内での仕上がりの良さ、TeXの使いこなしで採点します。
-- ''必ず、1ページにおさまる量にしてください。''
+ 十分に完成したと思ったら、紙に印刷します。次のようにタイプすると印刷できるはずです.
 lpr way2eng.ps
-- 印刷状況はlpqというコマンドで確認できます.印刷を取り消すにはlprmというコマンドを使います.
+ うまく印刷できたら,印刷できた紙を教員のところに持ってきて下さい.

----
''今回は、レポートはお休みにします。''

'' 次回はC言語の教科書を持ってきてください。''

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