* 『C言語によるプログラミングの基礎』疑問点 [#lbc5fbbe]

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** 2章 [#bb5c63b0]
*** 2.3 [#z67f04b8]
- p.11「これはプリプロセッサといい …(中略)… プリプロセッサとしてどのようなものを用いるかは」
-- プリプロセッサ(preprocessor)は前処理をするプログラムのことで、インクルードファイルのことではない(5.4参照)。ここは「プリプロセッサ擬似命令といい …(中略)… ヘッダファイルとしてどのようなものを用いるかは」が正しいのではないか。

- 同「どのような場合でもstdio.hは必ず宣言しておかなければならない」
-- 初心者向けの記述とは思うが、printfなどの標準入出力関数を用いないときはstdio.hは不要である。たとえば、Windowsプログラミングでは不要である。

** 2.4 [#c25bb26a]
- p.16「C++が開発されたときに、改行までを…」
-- //コメントはC言語の先祖にあたるBCPLから復活したものである。

** 3章 [#xc0bdb2a]
*** 3.8 [#k8a10829]
- p.36 リスト3-9の12行目
-- 「;」が抜けている。

** 4章 [#wa2a10f9]
*** 4.2 [#yace46b4]
- p.42「Visual C++ではプログラム中に実数値を書くとすべて倍精度とみなされる」
-- Visual C++だけでなく、倍精度になるのが標準規格である。

*** 4.3 [#g71eaa70]
- p.56「インクリメント演算子(++)とデクリメント演算子(--)は、浮動小数点(実数)の変数に対して用いることはできない」
-- できる。

*** 4.4 [#h2f9080f]
- p.68「最近では、プログラミングの際に、特殊な場合を除いてgoto文は使わないというのが一般的になっている」
-- goto有害論は、最近ではなく、1968年のダイクストラの論文以来コンピュータサイエンスでは常識といえるだろう。

** 5.2 [#nd994b34]
- p.82「最近では、C言語でもこのようにmain関数を最後に置くプログラムがよく書かれるようになった」
-- 「最近」が不明確…。「よく」の程度も不明確…。実際どうなのだろうか。

** 5.3 [#l85f931f]
- p.89 外部変数(extern)の説明
-- 外部変数の外部(external)は、その翻訳単位(ファイル)の外部という意味。外部変数=グローバル変数というここでの説明は間違い。ちなみにこの本にはグローバルなstatic変数の説明がない。

** 5.5 [#f7fa076e]
- p.102 リスト5-16
-- 変数宣言に int i; が抜けている。

-p.104 「理由についてははっきりしないが、…(中略)…プログラムが正常に実行されない場合がある」
-- そんな話を聞いたことがない。これがどこのコンパイラでうまく動かないのだろうか?



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