プログラム作成のしかた†
「メモ帳」とおさらばしよう。†
みなさんは,プログラムのソースコードを書くのに,Windowsに最初からついてくる「メモ帳」を使っていないだろうか?
しかし,メモ帳の機能は低いので,たくさんのものを書くのには向かない。プログラムが長くなれば長くなるほど大変になってしまう。かといって,Wordはいろいろな印刷に対応したワープロなので無用な機能が多すぎるので,これも向かない。
解決策は2つ。Dev-C++やVisual C++といった統合開発環境(IDE)を使うか,テキストエディタと呼ばれる(あまり印刷等には凝らない)文書編集ソフトを使うかである。フリーのテキストエディタを以下に紹介する。
Dev-C++を利用する方法†
Dev-C++の起動†
- Dev-C++は,gccを利用したWindows上のフリーのC/C++開発環境である。学科推奨機種のMyPCにはインストール済みだが,ない場合でも以下のURLから日本語版をダウンロードすることができる。
- インストールはダウンロードしたファイルを実行し手順に従う。
- 起動方法は以下のとおり。
- [スタート]メニュー→[すべてのプログラム]→[Bloodshed Dev-C++]→[Dev-C++]
- または,インストールディレクトリの devcpp.exe を直接実行する。
ソースファイルの作成†
- C言語のファイルを新規作成する。
- 内蔵エディタでソースファイルを編集する。
- プログラムは,実行前に必ず保存する。このとき,拡張子を「.c」とする。
- [ファイル]→[別名保存]→[C source file]
コンパイルと実行†
- ソースコードをコンパイルする。
- 実行して動作を確認する。
Visual Studio/C++(GUI)を利用する方法†
Visual Studio/C++の起動†
- 学科推奨機種のMyPCにはMicrosoft Visual Studioがインストール済みである。
- 2005年入学生は,Visual Studio .NET 2003 (以下 VS2003)。
- 2006年入学生は,Visual Studio 2005 (以下 VS2005)。
- または,以下から無料でダウンロードできる Visual C++ 2005 Express Edition (以下 VC2005)を使ってもよい。
- これらの統合開発環境(IDE)の起動方法([スタート]メニュー→[(すべての)プログラム]の後)は,以下のとおり。
- VS2003の場合:→[Microsoft Visual Studio .NET 2003]→[Microsoft Visual Studio .NET 2003]
- VS2005の場合:→[Microsoft Visual Studio 2005]→[Microsoft Visual Studio 2005]
- VC2005の場合:→[Visual C++ 2005 Express Edition]→[Microsoft Visual C++ 2005 Express Edition]
プロジェクトの作成†
- まず,新規プロジェクトを作成する。
- [ファイル]→[新規作成]→[プロジェクト]
- プロジェクトの種類:[Win32]
- テンプレート: [Win32コンソールアプリケーション]
- プロジェクト名を決め,入力欄に書き込む。
- プロジェクト名を入力したら[OK]を押し,次の画面でも[次へ]を選択。
- コンソールアプリケーション(printfを用いるプログラム)を作成する。
- [コンソールアプリケーション]と[空のプロジェクト]を選択し,[完了]を押す。
ソースファイルの作成†
- プロジェクトに新しいソースファイルを加える。
- 左側ウィンドウにある [ソースファイル]を右クリック。
- 開いたコンテキストメニューで,[追加]→[新しい項目]→[C++ ファイル]と選ぶ。
- ソースファイルの名前を入力する。
- 拡張子「.c」のファイル名を入力して[追加]ボタンを押す。
- 開いたエディタのウィンドウでソースコードを編集する。
- プログラムは,実行前に必ず保存したほうがよい。
コンパイルと実行†
- ソースコードをコンパイルする。
- 実行して動作を確認する。
MinGW+MSYSを利用する方法†
まだ書いてない。
実験室のMacOSを利用する方法†
サーバのファイルを見る†
ソースファイルの編集†
- 新規ファイルを作成するには、ターミナルで以下のように入力し、空ファイルを作成するのがいいかもしれない。フォルダにも空のファイルのアイコンが出現する。
touch hogehoge.c
- ファイルの編集は、ドックにあるmiというエディタでできる。ファイルのアイコンをmiエディタ(耳かきでノートを書いているアイコン)にドラッグアンドドロップする。
- 作成したプログラムは、iMacではなくてサーバのディレクトリ(フォルダ)に保存すること。そうしないと、次回には消滅してしまう。
コンパイルと実行†
- ターミナルでCコンパイラgccを起動し、コンパイルする。
gcc hogehoge.c
- 出来上がった実行ファイル(名前をつけていない場合はa.out)を実行する。
./a.out
大学のサーバのLinuxを利用する方法†
ログインのしかた†
ソースファイルの作成†
- あらかじめ、本ラボ用のディレクトリ(例:clab)を作成しておくとよい。
mkdir clab
cd clab
- エディタviで編集する。ファイルの拡張子は「.c」。他のエディタを用いてもよい。
/bin/vi hogehoge.c
コンパイルと実行†
- Cコンパイラgccでコンパイルする。
gcc hogehoge.c
- 出来上がった実行ファイル(名前をつけていない場合はa.out)を実行する。
./a.out