大学のサーバにログインしてLinuxを使う。ログインには「Tera Term Pro」を使う。 サーバ名は x1.educ.tamagawa.ac.jp である。 また,Cygwinというソフトを使うと、WindowsでもUNIXのシェルやコマンドが使えるようになる。
次のいろいろなシェルコマンドを試して、その機能を調べなさい。 参考ページやmanコマンドで,どういう働きのコマンドであるかを調べなさい.
man man
psは現在稼働中のプロセスの状態を示し,killはそれを強制終了するコマンドである.
ping www.tamagawa.ac.jpとタイプして下さい.
ps -aコマンドをタイプして下さい.
kill 12345とタイプしてみて下さい.pingは止まったでしょうか.
シェルのコマンドラインでは、ファイル名を指定するときにワイルドカードが使える。 ワイルドカード「*」と「?」の意味について調べなさい。
シェルコマンドは「|」(縦棒)で接続し、前のコマンドの出力を次のコマンドの入力に流し込むことができます。 これをパイプ(パイプライン)と呼ぶ.たとえば,
ls -l | more
とするとls -lの結果を1ページずつ止めてみることが出来る.
また、リダイレクト「>」を用いると、コマンドの出力結果をファイルに書き出すことができる。たとえば,
ls > tako
とすると,lsの結果をtakoというファイルに書き込んでくれる。 逆に「<」を用いると、ファイルの内容をコマンドの入力にすることもできる。
以下のコマンドが、それぞれ何をしているのか調べなさい。不明なコマンドはmanコマンドなどで調べること。
echo Hello! > hello.txt ps -aux | more
ps -aux | grep root >> date.txt
find /etc -name "*tab" -print
cat *.txt > goodbye.txt
シェルにおける一連のコマンド操作をプログラムとしてファイルに記録しておいて、あとで再現する(実行させる)ことができる。 たとえば、以下のような手順でシェルスクリプトを作成します。
#! /bin/sh echo "---start---" ps -aux | grep X echo "----end---"
chmod 755 psx
./psx
つまり、以上のようにすると、コマンドラインで「./psx」と打つことで、「ps -aux | grep X」と打ったのと同じ効果が得られるようになります。このように、シェルでよく行う手順をあらかじめ記録しておくのがシェルスクリプトです。
なお、1行目の「#! /bin/sh」はシェルスクリプトを実行するシェルを指定するもので、必ずこのように書くようにしてください。
シェルスクリプトの中では(中でなくても)、変数を使うことができます。
#! /bin/sh msg="This is a pen." echo $msg
#! /bin/sh echo $*
#! /bin/sh echo $3 $2 $1
#! /bin/sh read str echo $str
#! /bin/sh lsout=`ls -la` echo $lsout
シェルスクリプトの中では、各種制御構造が使えます。
if 条件文
then
条件文と一致した場合の処理
fi
if 条件文
then
条件文と一致した場合の処理
else
条件文と一致しなかった場合の処理
fi#! /bin/sh
read key
if [ "$key" = "y" ]
then
echo "YES!"
else
echo "NO!"
fiwhile 条件文
do
条件文と一致した時の処理
done#! /bin/sh key="y" while [ "$key" = "y" ] do echo -n "continue? (y/n) " read key done echo "end."
for 変数 in リスト
do
リストの項目を1つずつ変数に代入して処理
done#! /bin/sh
for i in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
do
echo $i
donecase 文字列 in
パターン1) パターン1に一致した時の処理 ;;
パターン2) パターン2に一致した時の処理 ;;
esac【問1】 下記のコマンドの役割を調べ,それぞれい1ずつ以上の使用例を示しなさい。
【問2】 以下のような操作を実現するシェルコマンドを示しなさい。
du /usr/lib
【問3】 以下のような動作をするシェルスクリプトを作成しなさい。
以下のような手順を実現するシェルスクリプトを作成しなさい。
$ ./hello ← たとえば imac という名前のシェルスクリプトにした。 Hello! ← 実行結果。
$ ./findc prog ← prog というディレクトリを調べる。 prog/test1.c ← 実行結果。見付かったファイルが列挙される。 prog/test2.c prog/test3.c
$ ./asklr ← シェルスクリプトの実行。 Input L or R ? ← 「L」か「R」を入力するように要求してくる。 R ← ユーザが「R」と入力。 RIGHT ← 結果表示。
$ ./vecho yamada takeuchi nakamura shiozawa gogo! yamada takeuchi nakamura shiozawa gogo!
【問1】 以下のような動作をするシェルスクリプトを作成しなさい。
$ ./secret himitsu.txt
$ ./cmerge > cfiles.txt
$ ./hi Hi! My name is a01.cad.eng.tamagawa.ac.jp.
$ ./dateloop ← シェルスクリプトを起動すると、
2005年 5月 11日 水曜日 11:44:01 JST ← 時刻を表示して入力待ちになる。
← ただ [Enter] を押したり、
2005年 5月 11日 水曜日 11:44:05 JST
aaaa ← 適当な文字や、
2005年 5月 11日 水曜日 11:44:36 JST
123 ← 適当な数字を入れると続行する。
2005年 5月 11日 水曜日 11:44:40 JST
stop ← 「stop」と入力すると終了する。$ ./mcal 4 5 ←コマンドの入力。4月と5月を指定。
April 2005 ←以下、結果出力。4月と5月のカレンダー。
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
May 2005
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31以上