* C言語 基本の基本 [#j0b0c917]

** 分かりやすい書き方を心がけよう [#s23545d4]

以下のような書き方は非常に見づらいですよね。ミスも起こりやすいです。
 #include<stdio.h>
 int main(void){
 int a,b,c,d;
 scanf("%d %d",&a,&b);
 for(c=a,d=0;c<=b;c++){
 d+=c;
 printf("%d\n",d);
 }
 return 0;
 }
ですから、以下のように、''必ず''適切に''インデント''(字下げ)をして、見やすいソースコードを書きましょう。
 #include <stdio.h>
 
 int main(void)
 {
     int begin, end;  /* 開始と終了の数 */
     int i;
     int sum;  /* 合計 */
 
     scanf("%d %d", &begin, &end);
 
     /* beginからendまでの和の計算 */
     sum = 0;
     for (i = begin; i <= end; i++) {
         sum += i;
         printf("%d\n", sum);
     }
     return 0;
 }
さらに、
- 分かりやすい変数名をつける。
- 適当にスペースや空行を入れる。
- 積極的にコメント(/* … */)を入れる。

ということをして、見やすいソースコードを書くように心がけてください。

** 文法のポイント [#j88216e7]

''変数名''
*** 変数名 [#e249c3a0]
>変数名や関数名(「識別子」という)は、1文字とは限りません。1文字目には英文字、2文字目以降には英数字が使えます。
 pi, kingaku, y2003, ...

''条件式''
*** 条件式 [#cb940243]
>条件式は、
 if (a < b < c) { …
のようには続けて書けません。かわりに、
 if (a < b && b < c) { …
のように、論理AND演算子&&(〜かつ〜)を利用してください。

''代入と等号''
*** 代入と等号 [#u1eb15b4]
>変数に値を入れる代入(=)と、等しいことを判定する等号(==)は異なります。C言語の基本中の基本ですが、慣れてきてもうっかり間違えやすいところ。
 a = 10;
 if (a == 10) { …

''キャスト''
*** キャスト [#pdd92b9c]
>一時的に変数の型を変更するのは、キャスト演算子「(型名)」を用います。
 int a = 2, b = 3;
 float q = (float) a / b;

''break''
*** break [#f4159980]
>breakは、switchかループ(for, while, do-while)の中でしか使いません。さらに、switchのbreakとループのbreakは別物です。

''else if''
*** else if [#b2c117e1]
>elseの後には、ifを続けて書けます。
 if (...) {
     ...
 } else if (...) {
     ...
 } else if (...) {
     ...
 } else {
     ...
 }



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