C言語 基本の基本

分かりやすい書き方を心がけよう

以下のような書き方は非常に見づらいですよね。ミスも起こりやすいです。

#include<stdio.h>
int main(void){
int a,b,c,d;
scanf("%d %d",&a,&b);
for(c=a,d=0;c<=b;c++){
d+=c;
printf("%d\n",d);
}
return 0;
}

ですから、以下のように、必ず適切にインデント(字下げ)をして、見やすいソースコードを書きましょう。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int begin, end;  /* 開始と終了の数 */
    int i;
    int sum;  /* 合計 */

    scanf("%d %d", &begin, &end);

    /* beginからendまでの和の計算 */
    sum = 0;
    for (i = begin; i <= end; i++) {
        sum += i;
        printf("%d\n", sum);
    }
    return 0;
}

さらに、

ということをして、見やすいソースコードを書くように心がけてください。

文法のポイント

変数名

変数名や関数名(「識別子」という)は、1文字とは限りません。1文字目には英文字、2文字目以降には英数字が使えます。

pi, kingaku, y2003, ...

条件式

条件式は、

if (a < b < c) { …

のようには続けて書けません。かわりに、

if (a < b && b < c) { …

のように、論理AND演算子&&(〜かつ〜)を利用してください。

代入と等号

変数に値を入れる代入(=)と、等しいことを判定する等号(==)は異なります。C言語の基本中の基本ですが、慣れてきてもうっかり間違えやすいところ。

a = 10;
if (a == 10) { …

キャスト

一時的に変数の型を変更するのは、キャスト演算子「(型名)」を用います。

int a = 2, b = 3;
float q = (float) a / b;

break

breakは、switchかループ(for, while, do-while)の中でしか使いません。さらに、switchのbreakとループのbreakは別物です。

else if

elseの後には、ifを続けて書けます。

if (...) {
    ...
} else if (...) {
    ...
} else if (...) {
    ...
} else {
    ...
}

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